DAS(デジタルアソートシステム)によって物流の仕分け業務が効率化!
DASとはデジタルアソートシステムのことで、
複数で準備された商品をオーダー別に分けて仕分け作業を支援するシステムです。
DASを使用することによって誰でもカンタン、
正確に仕分け作業が行えるようになり生産性向上に繋がります。
EC・ネット通販の需要の拡大により、
物流業も効率よく作業を行うことが求められるようになってきました。
その中で物流ロボットなどの導入による効率化は重要になってきます。
今回は物流ロボットのDASについてご紹介いたします!
DASとは?
DASとは、Digital Assort Systemの略でデジタルアソートシステムのことを指します。
デジタルアソートシステムは物流の現場・倉庫で行われる
「仕分け作業(アソート)」を誰でも・カンタン・正確に行うことが出来るように
サポートするためのシステムです。
仕分けする商品をハンディーターミナルなどでシステムに認識させると、
棚や荷揃えロケーションなどに取り付けたデジタル表示器に指示数が反映されます。
そのデジタル表示器に指示に従って商品を仕分けしていくことによって
効率的に仕分け作業を行うことが出来るという仕組みになっています。
DASはトータルピッキングした商品の配送先別の仕分けや通過型センターなどの入荷した商品をすぐ仕分けして出荷する際の使用に適しています。
DASのメリット
DAS(デジタルアソートシステム)のメリットは
「生産性アップ」「人員削減」「仕分けミス防止」の3つあります。
・生産性アップ
DASを使用することによって、
従来では仕分けリストを確認しながら商品の投入場所を探していた作業が、
光っている間口に指示数分の商品を投入するだけという単純な作業になります。
そのため作業効率が上がり、生産性もアップします。
・人員削減
もし、1人がリスト読上げ、もう1人が仕分けするというような2人1組での作業を行っていた場合、DASが商品と投入場所を支持してくれるため、リストを読み上げる必要がなくなり、その分の人員を削減することが出来ます。
また、DASを使用するとハンディーターミナルでバーコードスキャンすることによって仕分けを行うため、商品知識が必要なく、その日初めて作業する者でも、
簡単なレクチャーですぐに作業に入ることができます。
・仕分けミス防止
デジタル表示器に指示数が表示され、その指示通りに商品のバーコードをスキャンしながら仕分けを行うため、
商品の入れ間違いや数量ミスといった商品の仕分けミスを防ぎます。
DASのデメリット
DASを導入することによって様々なメリットがありますが、
「コスト」「ロケーション変更が困難」「機械トラブルの際のリスク」などのデメリットもあります。
・コスト
DASを導入する際はデジタル表示器や設置の工事費、維持費などのコストがかかります。
そのため、導入する際のコストと現在の出荷量などを比較し検討する必要があります。
・ロケーション変更が困難
ロケーションを変更する際にはデジタル表示器の設定変更が必要になるため、
ロケーション変更には労力とコストがかかります。
・機械トラブルの際のリスク
機械トラブルでシステムが停止してしまうと作業をストップしなくてはならなくなってしまいます。
そのため、機械トラブルの際の作業マニュアルを整備するなどの対策が必要となります。
DASとGAS・DPSの違い
DASと類似したシステムに、
GAS(デートアソートシステム)やDPS(デジタルピッキングシステム)があります。
GASはGate Assort Systemの略で基本的な仕組みはDASと同じですが、
Gate Assort Systemの名前の通り
仕分先間口に「ゲート」がついていて扉で制御するのが最大の特徴になります。
商品を投入する先の扉が開閉するため、投入ミスが減ります。
DPSはDigital Picking Systemの略で保管中の商品を取り出すピッキングの際に、
商品が保管されている棚に設置したデジタル表示器が点滅し、
作業指示で目的の商品や数量を作業者に知らせるシステムです。
DASとはピッキングの際に使用するか仕分けの際に使用するかという部分が異なります。
まとめ
今回はDASを使用した物流についてご紹介してきました。
現在、物流業界ではシステム化を進め、効率よく作業を行い、
生産性を高めようという様な動きが出てきています。
そのため、自社にあった物流ロボットを導入し、作業の改善を図ってみるのも良いのでは無いでしょうか。
以下は今回のポイントになります。
・DASとは複数で準備された商品をオーダー別に分けて仕分け作業を支援するシステムのことです
・DASのメリットは「生産性アップ」「人員削減」「仕分けミス防止」の3つあります。
・DASと類似したシステムにGASやDPSを入れる
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年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。