あってはならない事故「残荷」を未然に防ぐルール
やってはいけない物流事故は沢山ありますが、その中でも最もやってはいけないのは、残荷事故です。
残荷事故とは、不明品、商品が現場に残っていることをいいます。
残荷をした瞬間、すべての汗が無駄になります。
株式会社関通では、残荷事故を起こさないために出荷終了後必ず
残荷チェックを行っています。
残荷チェックをしてやっと、私たちの仕事が完了です。
本日は、残荷とはなにか、残荷を起こさない為の社内の取り組みについて
ご紹介させて頂きます。
残荷とは?
残荷には2つのパターンがあります。
パターン①:本日出荷すべき商品を
輸送業者に引き渡すことができておらず倉庫に残っていることを指します。
パターン②:本日出荷すべき商品を
輸送業者側が倉庫に商品を置いたままにしてしまうことを指します。
今回は、パターン①の残荷についてご紹介します。
残荷を起こさないための取り組み
お客様のお荷物を預かっている物流アウトソーシング(3PL)の物流現場では
残荷は絶対にあってはならないことです。
今回はこれらを絶対に起こさないための残荷チェックについて弊社が取り組んでいる
4つのノウハウをご紹介させていただきます。
①場所と人を決める
1日の出荷作業が終了し、全ての荷物を輸送業者に引き渡したら
場所と人を決めて商品棚や梱包台、その日作業した箇所を
徹底的にチェックします。
②指さし確認
電車の駅員さんは絶対に事故を起こさないために指差し確認を行なっています。
私達もお客様のお荷物を預かっている以上、
残荷という物流事故は絶対に起こしてはいけません。
なので、必ず指差し確認でチェックを行います。
③残荷はあると思ってやる
大体の作業ミスの原因は、
「自分はミスをしなくなったしもう大丈夫」という思い込みが多いです。
なので、チェックの時は気を緩めずに行うことを
全従業員に言い渡しています。
④チェックリストを使う
「残荷チェックの指示をしても誰にどこを見てもらったか分からない…」
「管理表を作っても今日のものか分からない…」
なんてことが起きないように、
チェックリストを使用します。
弊社では自社開発のチェックリストシステム「アニー」を使用しております。
チェックリストシステム【アニー】とは?
アニーとは、新人教育や属人化の解消に効果的なクラウド型のチェックリストシステムです。
仕事の手順や確認事項などの手順がすべて順番通りに羅列されており
その1項目ずつに完了したら「チェック」をつけていくだけで仕事ができるようにしたモノです。
そのため、
「仕事の手順が担当者の記憶の中にしかない」
といった属人化などのお悩みに効果的で業務の見えるかを実現します。
また、このチェックをクリックするとタイムスタンプが付くので
「誰が」「いつ」「何時に」チェックしたのががわかります。
なので、部下がいつ何時にどこまでやったのかもすぐに確認することができ、
「新人がなかなか育たない…」といった新人教育のツールとしても使用することができます!
#残荷 #物流倉庫業務改善 #物流倉庫アウトソーシング
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年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。