物流アウトソーシングを行う株式会社関通が最も力を入れている勉強会「事故報告アセスメント」


物流アウトソーシングを行う株式会社関通で行っている重要な勉強会
「事故報告アセスメント」を今回ご紹介させていただきます。

東大阪市にある株式会社関通では誤出荷(過剰出荷、過小出荷、誤納品)や
在庫差異などお客様からクレームをいただいたことを事故と呼んでいます。
・同じミス(物流事故、物流ミス)が何度も起こる
・Aさんが起こしたミス(物流事故、物流ミス)を次はBさんが発生させた
このようなこと、あなたの会社でもありませんか?
このことは全て事故の「情報共有」が起因しています。

例えば残荷の物流事故(物流ミス)は株式会社関通でも
一番やってはいけない物流事故(物流ミス)です。
残荷とは当日に出荷(発送)しなければならないの荷物が
輸送業者の集荷後、現場、倉庫内に
残っている状態のことを指します。

残荷が起きると
正しい日時に顧客へ商品・荷物を配送することができません。

多くの物流センターを持つ株式会社関通ですが
全センターで残荷チェックを
「声出し、指差し」で確認し行います。
作業者が決められた場所を指差し、
「不明な物なし!」と大きな声で発します。

このアセスメントはそのように一度起きてしまった物流事故(物流ミス)を
再発防止するための共有の場です。
情報共有の場を設けたり報告のルールを設定することが重要です。
2週間に一度朝7:30から行われる勉強会で、社員だけではなくパートさんも参加し行われています。
2週間の間に起きた物流事故について実際に事故を起こした本人が
「なぜそのような事故が起きたのか」、「事故に対する対策はどのように行なったのか」
「その対策による成果は何になるのか」などを詳しく全従業員の前で報告します。
その後に社長から直接事故についての解説や事故対策の評価を頂けるので、
間違った対策をせずに、正しい現場改善が進められます。18582078_1151564368282831_5712596226044056662_n

株式会社関通ではPPMという単位を使い、
物流品質をレベル1~5で表しています。
レベル5・・・10PPM
レベル4・・・10~50PPM
レベル3・・・50~100PPM
レベル2・・・100~1000PPM
レベル1・・・1000PPM以上

レベル5はピッキング作業から梱包作業までが
全自動で行っており、人の手が介さない倉庫の限界値と言われております。

株式会社関通ではWMS(在庫管理システム)
「クラウドトーマス」を使用していますが、
人の手を介す物流倉庫(物流作業)の限界値は100PPMのレベル2と言われております。

東大阪市長田の物流アウトソーシング(3PL)の株式会社関通の実績は
先月2017年4月の実績を見ていただきますと
44万個のお荷物を出荷し、11個のミスがありました。
この数字を物流品質(PPM)で表すと38PPMでレベル4(10~50ppm)まで達成しております。
毎月株式会社関通の物流品質(PPM)はレベル4を達成できております。
物流現場によっては0PPMのレベル5を達成している現場もございます。

このように物流事故・物流ミスやお叱り頂いたことに対し、
何がいけなかったのか再発防止策を立てて、その対策を全員が同じ場所・時間で
共有することにより全現場で展開しています。
同じミスを繰り返すことのないように全従業員が積極的に参加することで
事故が減少してきています。全社一丸となり品質アップへの取り組みを行っています。15242035_994769650628971_7805449774892422271_n

その他にも、ここではお伝えしきれないくらいの事例と
ノウハウが株式会社関通の物流現場(物流倉庫)にはあります。
自社に物流現場をお持ちの方はもちろん、
現在アウトソーシングをされている企業様、
異業種の方にもお役にたつヒントがたくさんあると思います。
株式会社の物流現場の「見える化」は、是非直接見ていただきたいです。
自らの目で現実現場を見てください。
ぜひ一度、株式会社関通へお越しください。

年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。

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